気難しさ

愛せ!

今日もプリン食べた

暴風雪に見舞われ、いつもの通勤の景色が白く、職場に遅刻しそうで顔は青白く、なんとか間に合ったストレスで白髪が増えました。世間の白々しい嘘に白け、白んでくる空を見て白い息を出すなどしました。これは蛇足でした。

寒空の中、道路の下を這う排気は、幻想的なヘビのように、白く縦横無尽に駆けていました。

ググッと冷え込んだかと思えば、くつくつとあたたかくなり、もはやなにが快適で、何が寒いのか分からなくなり、寝る時の服装に迷い、仕事着に迷い、何にも決められません。

とはいえ、バックパッカーをやりたいという夢を叶えることはでき、重たい荷物をしょって、京都のくんだりをぷらぷら、『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』の舞台となった場所の散策に、たくさんの時間を使うことができました。

思いがけず行った長時間の登山は、冬にしては少し寒さの弛んだ気温だったとはいえ、汗を滝のように流し、息も絶え絶えになるなど、自分の装備の見直しをするには十分な理由になりました。次のバックパッカーに向けて、新しい靴を用意しました。堂々と歩き回ります。

バックパッカーだけでなく、自分のやりたいことは順調にできているのかな、と思っています。職場では、かねてより勉強を積み、温めてきたプログラムをはじめたり、寝室にスチーム式の加湿器を用意したり。

やりたいこと、と言えば、働きはじめて3年目が終わろうとしており、少し身の回りについて考える時期であること、身近に転職のプロがいること、その辺りから、仕事について考えることが増えてきました。

自分のやりたいこと、中学生の時から、ぼんやりとなりたい仕事があり、その夢を叶えることはできたものの、3年も働けば嫌でも見えてくるものがあり、これは同じ仕事を行う友人から聞いて想う、界隈に対してのものでもあり、あるいは、自分の適性についてのものでもあるわけですが、これらを整理するタイミングであると、意識するわけです。

自分のできること、得意なことを仕事にする、なんと甘美な響きで、喜ばしいことでしょうか。実際は、自分の強みだけを行うことなんてほとんどなくて、何かを飲み込みながら、日々、働き、格闘するわけなんだと、気づくのに四半世紀ほどかかりました。 

一方、自分の強みが十分に生かされていないことも感じていて、この強みを活かすには、とも考えてしまうわけです。何を飲み込み、どれを吐き出すか、体を壊した周りの話を聞いていると、ボンヤリと生きていくだけが幸せとも限らないんだなぁと、ついつい、隣の庭の芝を見てしまいます。

そんなぼやきを知人にしていたところ、自分が今の環境に甘え、まだまだやれることをしていないことが判明し、もう少しやってみようかな、と思っている次第です。

ZAZEN BOYSの新譜を聞いています。寝ます。